No.0009 津波 夢乃
My feelingsプロジェクトリーダー
障害を盾にせず成長する。自分自身の苦手の解決は、回りまわって誰かの希望になる。
こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます。
N高等学校3年生の津波夢乃です。
私は、広汎性発達障害と診断をされています。広汎性発達障害は、コミュニケーションの苦手さ、こだわりの強さ、感覚の過敏さなどがみられる、発達障害の1つです。
また、同時にチック症も抱えています。チック症は、自分の意図にかかわらず、顔を顰めたり、手を叩いたり、声を出したりしてしまうなどの行動が起こる疾患です。
自分の考えを文章にまとめることは苦手ですが、一生懸命書いたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
苦手と絶望で溢れていた。
私は、中学2年生のときに不登校になりました。
今振り返ってみると、様々な特性を抱える私にとって、中学校という場はとても苦しいものだったと思います。ガヤガヤした教室、複雑な人間関係、私にとっての苦手が散りばめられていました。そのこともあって高校は、通信制を選びました。
学校に対する負担は減ったものの、次は、“特性による生きづらさ“や”将来への不安感“を強く感じるようになりました。
「成長するにつれて、みんなができるようになっていくことが私にはできない」
将来に“絶望“を感じるには十分すぎる材料でした。
My feelings プロジェクト ~気持ちの言語化~
「私だって誰かの役に立ちたい」
支えられ、守られることが多かった私は、強くそう思うようになりました。
そこで、「まずは自分自身の"苦手"を解決してみよう」と、高校1年生から活動を始めました。
その“苦手“というのは「きもちの言語化」です。
きもちの言語化が苦手なことで、たくさんの困りごとがありました。私が1番困ったのは、「なんで?」という質問です。「嫌だ」「行きたくない」という感情は答えられても、その奥に眠る理由の言語化はすごく難しかったです。
そこで、その困りごとを解決できるツールを作ろうと思い、ワークシートの制作を行なってきました。書くだけで、きもちの整理、言語化ができる、というようなものです。ワークシートが完成した後は、多くの方に使ってもらうために働きかけてきました。
活動を続けていく中で、「きもちの言語化」に悩んでいたのは私だけではないことに気がつきました。
「私の活動によって救われる人がいるかもしれない。」
絶望に溢れていた私の将来に、“希望“が感じられた瞬間でした。
障害を私の盾にしない
「障害があって可哀想だからしょうがない」
「弱い人だからしょうがない」
私はそのような理由で、なんでも許されることを望んでいません。
確かに、できないこと、配慮が必要なことは、他の方より多いかもしれません。ですが私は、障害を盾にして、自分の身を守ることはしたくないと思っています。
障害を盾にした時、私の成長は止まってしまうと感じているからです。
SFC-IFCの一員として
これから、SFC-IFCでの活動を通して、障害について向き合っていきたいと思っています。
そして、たくさんのことを学び、成長していきたいです。
my feelings プロジェクトでの活動にも力を入れ、多くの方に影響を与えられるように努力を続けていきます。その中で、たくさんの出会いがあると良いなと思っています。
応援していただけると嬉しいです!
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