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No.0042 鈴木我信

IVP PJリーダー

ハンディキャップをインスピレーションに

繋がりの大切さを知った

はじめまして、鈴木我信(がしん)です。現在、盲学校に通う高校2年生(17歳)でクリエイティブなことが大好きです。生まれながらの弱視で、右目が見えますが、左目は全く見えていません。私の見え方を例えるならば、2メートル先の看板の文字をギリギリ認識できる程度です。

小さい頃から「自分の力で生きていく!」という精神でしたが、人との繋がりやスキルの共有がいかに重要かを学び、より広い世界へと足を踏み入れたいと思い、IFCへ参加しました。

デジタル技術とクリエイティブな挑戦

幼い頃からデジタルデバイスに囲まれ、特に3歳からはiPadを通じてSNSに没頭しました。その中で多岐にわたる分野に触れ、社会の課題やコンテンツ制作の楽しさを知りました。

小学頃からは動画編集を始め、結婚式ムービーなど様々な作品を制作しました。この経験をきっかけに、デザイン、3DCG、プログラミング、電子工作など、より多くの分野に挑戦してきました。

“見え方”を共有できるSNS

現在、私が最も力を入れているプロジェクトは、視覚障害に特化したSNSの開発です。このプラットフォームは、視覚障害を持つ人々が自らの「見え方」を共有し、健常者にその体験を理解してもらうことを目的としています。たとえば、職場の同僚や視覚障害を持つ子供の親など、健常者もこのSNSを利用して、視覚障害についての理解を深めることができます。この取り組みは、視覚障害者同士のコミュニケーションのみならず、社会全体の認識改革にも貢献するものと考えています。開発はまだ途中ですが、将来的には聴覚障害やその他の障害を持つ人々にもこのプラットフォームを広げていく計画です。このSNSを通じて、障害のあるなしにかかわらず、全ての人が互いを理解し合い、支え合える社会を実現していきます。

未来を創る目標とプロジェクトの具体化

私の人生の目標は、「誰もが自由に思考し、行動できる社会」を創ることです。この目標はハンディキャップを持つ私だからこそ叶えられる夢だと考えます。

現代社会はテクノロジーの進化によって便利になる一方で、それを活用しきれない人も多くいます。特に、全盲の方やデジタルに不慣れな方にとって、自動レジやモバイルオーダーなどの新しいサービスは使いにくい場合が多く、日常生活における障壁になりがちです。

私は、IFCでの活動を通して解決策を見出し、実現していきたいと考えています。

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No.0042 鈴木我信

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