No.0022 加納 健太郎
超短時間雇用PJ
健康であることの重要性について
フラッシュバック、強迫観念、人間不信、それらが引き起こす体調不良
ご覧いただきありがとうございます。慶應義塾大学SFC4 年、加納健太郎です。
僕はこの10年ぐらい自分の心身を含めた体調の悪さに苦しみ続けて来ました。幼稚園から高校までいじめに遭うことが多く、高校では結構ひどいいじめに遭ってしまって、自分のアイデンティティが根本から破壊されるような体験をしました。高校三年間をボロボロの状態で過ごし、その後もPTSD のようなフラッシュバックや強迫観念、人間不信、体調不良などに苦しみ続けて今までを生きてきました。自分を回復させることに専念する中で、ようやく健康になってきたなと感じられてきたのがここ一年ぐらいで、十年ぶりぐらいに感じる健康を嬉しく思っているところです。
自分の自信を取り戻していきたい
僕は、何度か不登校や引きこもりを経験しています。「死にたい」という感情に自分が支配された状態で五年ぐらいを過ごし、自分で自分を見捨ててしまっていたような状況もありました。学校に行っても突っ伏したままずっと泣いていたり、一晩中泣き続けたり、延々に自分が死ぬことについて考え続けたりそういった時間が⻑く続きました。辛くて生きているのがしんどくてどうしようもなかったその時間を今の僕はうまく思い出せませんが、そういう時間があったのは確かです。そういう時間を生きてしまってきたから、今の僕には根本的なところで自信が欠如しているのを自覚しています。ある面では仕方がないとも思いますし、これから自分の行動を一つ一つ積み重ねて、自分の自信を取り戻していきたと思っています。
人間関係で傷つき、人間関係で癒される
僕は人間関係で大きな傷を負いましたが、回復の鍵となったのもまた人間関係でした。人間関係で負った傷は人間関係の中でしか癒せないと自分自身の体験上思います。この世界には傷ついている人がたくさんいます。障害があるかどうかということより、その人なりに心穏やかに生きられていることが重要だと僕は考えます。そして人が傷つくのは大抵の場合、人間関係です。いじめや虐待といった問題はもちろんそれ自体があってはならないことですが、起こってしまったこと、傷を負ってしまったことは変わりません。自分が傷ついて、 場合によっては鬱などの精神的なダメージを負ってしまった時に回復していくために必要なのもまた人間関係ではないでしょうか。
僕はカウンセリングや心療内科といった心理面のサポート以外の、実社会で人間関係の構築をサポートできる環境が不足していると考えています。傷ついて、人と関わることが難しくなってしまった人が本当に立ち直るには、人間関係を紡ぎ直すことがきっと必要です。そこをサポートできる環境がどこにあるのか世界中の情報を調べ、また自分にできるのであれば自分自身の手でつくっていきたいと思っています。
トラウマを克服する中で、成長していく。優しい世界を作りたい。
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