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No.0019 村田 亘翼

UD局

自らの障害を活かして、にこにこしながら新しい未来を築く。

《身体拡張についての研究をしたくて慶應SFCへ》

はじめまして、お見知り置きを。
2022年度に慶應義塾大学に入学した、環境情報学部2年の村田亘翼です!

私は元々身体拡張について研究をしたいという名目でSFCに入りました。身体拡張とは人間の身体機能を向上・補完する技術の事です。 例えば、ロボで作る第3の腕、第4の腕であったりバーチャル空間でのアバターもそのうちの1つです。

このように、従来の人間の身体と異なる形で身体が自由になれば身体障害を持つ人もこれまでより違和感なく社会に溶け込めるようになるのではないか、むしろ健常者より発展的な身体拡張が出来る様になるんじゃないかというのがテーマでした。

《今、自分が勉強したいこと、考えていること》

しかし、いざ現実的にSFCで研究しようと思った際、このテーマを世間一般に広めるにしては大きな壁が存在すると気づきました。まず、これを開発できたとしてもそれを世間に広めて、かつ購入して使ってもらえる状況にする事が困難ではないかと思ったのです。

そこから、今大学生という時期とSFCという環境に恵まれている事から自分が本当にやりたい事とは何か、その為に必要な手段は何なのかについて改めて認識したいなと思っています。

という事で今はとりあえずユニバーサルデザインについて勉強したいな〜とぼんやり思いながら人と触れ合っています、よろしくお願いします。にこにこ。

《2型コラーゲン異常症という障害》

自分の障害についての話をします。
私は元々2型コラーゲン異常症という障害を持っており、骨端異形成症、スティックラー症候群が併発しています。分かりやすくいうと身体のコラーゲンに異常が起きて(2型コラーゲン異常症)、全身の関節に異常が起きており(骨端異形成症)、股関節の骨がずれたり側湾症になったり(スティックラー症候群)します。分かりやすいですね。

《障害が人生にプラスな出来事を与える時》

他にも症状として右耳が重度難聴、視力0.01、重度くるみアレルギー、アトピー持ち、鼻炎などがあります。え?後半はほぼ障害と関係ない?

じゃあ、あなたにとっての障害とは何なのでしょうか???一般論的にはその言葉の通り何か人生における『障害』になる病気や状態を障害と呼ぶと思っています。それでは、その障害があなたにとってプラスな出来事を与えた時、それは本当に障害と呼べるのでしょうか?

《障害を武器にする》

「障害を武器にする」、これは社会制度を用いたいという訳ではなく、自らの障害を活かして新しい未来を築く事です。

つまり人に見られた時、「ああ、〇〇でかわいそうだな、大変だろうな」と思われるのではなく、例えば、車いすユーザーであれば「え、俺もその車いす乗ってみたい。なにそれいいな〜!」と、むしろ羨ましがられる存在になれば良いなと思っています。

人間必ず短所はありますが、その短所をどうやって長所にしていくかについて考えてみるのも楽しいのでないでしょうか。例えば身体障害がある人で言えば、人の優しさに触れる機会が多かったりします。また、僕の場合は松葉杖という事もあり見た目が分かりやすいですよね。

《短所をどうやって長所に変えていくか》

"あなたも自分の短所を長所に変えてみてください。もし長所にできそうな短所を持っていないというならまずは人に優しくしてみてください。優しさは生物において1番大切な長所だと思います。

ついでにここまで読んでくださった方でこんな車いす(松葉杖、補聴器etc…)があれば自分は使いたくなるなってアイデア、どんなものでも、良かったら教えてください。

にこにこ喜びます。"

No.0019 村田 亘翼

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