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No.0015 高田 楓加

チアリングメンバー

違いが受け入れられ、尊重され、その違いが自信や強み、個性になりますように。

トランスジェンダー男性として生きてきて

こんにちは皆さん!慶応義塾大学、総合政策学部2年生の髙田楓加です。

実は私はトランスジェンダー男性です。
私の写真からでは分からなかった方が多いのではないでしょうか?

私は4歳の頃に自身がトランスジェンダーである事に気が付き、つい最近までそれを隠して生きてきました。それは、社会的にはいけないものであったり、いじめや差別の対象だとされていると物心ついた時から自覚していたため、自身がトランスジェンダーであることがばれた時、大切な家族や友達を失う恐怖心、いじめや差別を受ける恐怖心から誰にも言わずに生きてきました。
私と似たような経験をしている人を取り残したくない
そして、それは現在もどこかで私と似たような経験をしている方々が沢山いると思います。トランスジェンダーに限らず、目に見えない障がいに悩まされている、自分自身を偽って生きないといけない、傷つくのが怖くて大切な人に言えない事がある、いじめ・差別を受けるのが怖い、など悩みを打ち明けられない方が多いと思います。私は、そういう人たちを取り残したくありません。

インクルーシブを妨げているのは、LGBTQ+だけじゃない

私がSFC-IFCに入ったきっかけは、SFC-IFCが「真のインクルーシブな社会」という理念を掲げていて、「インクルーシブ」と言っても、「障害」だけではなく、「ジェンダー」や「国籍」などさまざまな問題意識を持つ人へ門戸を開いていたことでした。

私は昔、問題を「LGBTQ+が生きやすい社会へどう貢献できるか」のように考えていたのですが、オーストラリアに留学していた頃、現地校の校長先生と友達になり、言われたことにはっとしました。

"本当のインクルーシブな社会へ貢献していくためには、LGBTQ+だけでなく、障がい者、外国人、高齢者など社会によって作られた様々な課題に直面している人、皆が生きやすくならないといけない。"

この言葉がきっかけで、自身がLGBTQ+の課題しか知らないことに気が付き、もっと異なる壁を感じている人のことについても知り、理解し、体感したいと思いました。そして、1年生の秋学期に塩田琴美研究会という慶應義塾大学にあった研究会で障害と福祉について学び始めました。

自分らしく生きられない人がいる

私はSFC-IFCで、私と同じような「社会的に作られた偏見や差別」が原因で悩んでいる方や、声を上げられない方、自分らしく生きられない方が少しでも生きやすくなるように、という想いで活動に取り組んでいきたいと思っています。また、人々の違いが上下で見られるのではなく、対等に扱われ、尊重され、時には強みに、時には個性として自分自身を肯定できる世の中になるといいなと思っています。悩み事がある際はいつでも相談して下さい!

SFC-IFCの活動を通じて、多様な人が生きやすい社会に

障がい・福祉に関してはまだまだ知らない事が沢山ありますが、SFC-IFCを通して、LGBTQ+、障がい者、外国人などのカテゴリーにとどまらず、自分自身を肯定し、様々な違いや壁を感じている人が受け入れられ、自分らしく生きられるような商品・サービスの創造に携わっていきたいと思っています。

また、沢山の人との出会いを通して、より多くの人にこの活動を知ってもらい、応援していただけるように活動していきたいと思っています。
これからどうぞよろしくお願いいたします!

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No.0015 高田 楓加

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