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No.24058 伊久美拓男

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障害だとか健常だとか、そういうことじゃない

どうも、伊久美拓男といいます!高校3年生をやっています(2025年)。
僕は積極奇異型という型の自閉症で、簡単に言うと「すごくグイグイ来る」という特性を持っています。


僕は、慶応義塾大学のSFCというところを目指しています。SFC-IFCについて知ったのは、SFCへ通う先輩方のXを見ていた時です。
最初は、「先輩がたくさんいる場」という認識で、あまり福祉がどうこうとは思っていませんでした。
ただ、IFCのホームページを見ていく中で、こちら(https://www.sfcifc.org/vol-2%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89 )の記事を読み、「これは!」と思ったんです。

実は、僕は障害によって困ったことは、あんまりありません。
あるとすれば、小さいころから今に至るまで「輪をかけた問題児」であることくらいです。

それでも、「障害だからよくない」「障害だから仕方ない」みたいな場面には出会ったことがありません。
発達障害の中でも自閉症やADHDなどは、「強い個性」であって、時に「障害」というほど深刻なものではないんです(少なくとも僕はそう思っています)。

だから、短所のほうが目立ってしまって、人間関係がうまくいかないことも、逆に長所が認められて、活躍できることだってあります。みんな、短所はどうにかして直して、長所はのびのびと活かそうとしています。
全部、普通の人も僕らも変わらないんです。それがちょっとだけ極端になることがあるだけなんです。

先述した記事では、『障害の「害」は当事者が「持つ」のではなく、社会に「ある」』とありました。僕はこれを見て、『じゃあ僕らの「害」って社会のどこにあるんだろう?』と考えました。

僕なりの一つの答えは、「みんなの認識」です。
発達「障害」であるという額面的な情報を切り取って、そのまま「かわいそうな人」あるいは「何かできないことがある人」という先入観を持ってしまう方が、大多数なのではないでしょうか。

少なからず、「発達障害のカミングアウト」にはそういったマイナスイメージの可能性が存在しています。

もちろん、僕らに短所はつきものです。ただ、それは先に書いた通り、みんなどうにか直そうとしていますし、じゅうぶん改善できる範囲のものがほとんどです。

僕は、当事者みんなが、普通の人として生きようとして「長所を活かす・伸ばすチャンス」「短所をなくす・変えるチャンス」がなくなってしまうかもしれないのは、個人的に、強烈に嫌なんです。

僕は、発達障害の人がとても好きなんです。
発達障害の人って、「めっちゃ面白い」んですよ。
小さいころから周りと違った考え方で生きてきているから、みんなブレないながらも柔軟な芯と、「全く聞いたこともないような考え」を持っているんです。話をしていると毎回発見があって、生き方に感銘を受けるんです。これってすごいことだと思いませんか?

だからこそ、僕は「障害者とか健常者とか、そういうのマジで関係ないよね」と思っています。

《SFC-IFCを通して》

SFC-IFCでは、たくさんの方との交流をしたいと思っています。
僕は人と話すことが大好きなので、こういった僕の思いを伝えて、同じように会話を楽しむようになってくれる人が増えたらうれしいなと思っています。

障害とか健常とかじゃないんです。出会う人出会う人にはきっとその人の持つ面白さがあって、それを知る楽しみを知ってほしいんです。
それは、割とあらゆる障害を持つ方とか、困ってる人の助けになることでも、あるんじゃないかな...?と思います。


ここまで読んでくれたすっごく優しいあなたにも、ぜひ出会った人(発達障害とか何も関係なく)のことをよく知ろうとしてみて欲しいな、と思います。もしかしたらすっごく、面白いかもしれませんよ?
ぜひ、障害という認識を少し、取ってみてくれると嬉しいです!

No.24058 伊久美拓男

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