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No.0026 若林 快卓

チアリングメンバー

仲良しで真のインクルーシブな社会を、二項対立を乗り越え作り上げる

《これまでの活動と直面した課題》

立命館アジア太平洋大学、アジア太平洋学部、環境開発専攻の若林快卓(カイト)です。
私は、本当の美味しさを通して、二項対立を乗り越えた仲良しな世界を実現したいと考えています。

きっかけとなったのはアフリカからの留学生との出会いでした。異文化の中で暮らしてきた私たちは、初めコミュニケーションに苦労しましたが、食文化の違いを互いにおもしろいと思い、次第にアフリカの貧困問題、世界の食料問題について話すようになりました。

さらにこれらについて知りたいと思った私は、JICA地球広場で行われた「コーヒーからフェアトレードを学ぶ」イベントや第七回アフリカ開発会議ユースサミットに参加したり、「アフリカについて楽しく学ぼう!」というイベントを主催したりしてきました。課外活動をしている中で、現在の大学の教授に影響を受け、大学では環境開発、異なる価値観、文化、宗教について学びたいと思い進学することになりました。

大学進学後は、運悪くコロナが直撃し1年間自宅待機を言い渡されました。しかし、その苦境な中でもめげずに食糧問題に関してSNSを通じて仲間を集い、イベントやワークショップを複数開催しました。その活動を通じて私はあることについて気が付きました。それは企業と消費者の対立です。食料問題の解決策として昆虫食を普及したい企業、昆虫食を受け入れられない消費者の埋められない溝を目の当たりにしました。いわば、互いに歩み寄れていない状況です。その時私の関心は、食料問題の解決から苦手な食べ物をどのように受け入れられるか、ということへ移り変りました。

《昆虫食ではなくモリノエビ食として受け入れられるようになったワケ》

実のところ私は昆虫がとても苦手です。そこで、私ならばどのように苦手な食べ物を美味しく食べられるか考えた結果、「モリノエビ(森の海老)という絵本とモリノエビチップスというお菓子をセットで食べること」にたどり着きました。この時に私が注目したのは、食料問題の解決策になり得るという観点で昆虫食を受け入れられるようにしたいという気持ちと、昆虫が苦手で受け入れることができないという気持ちの両方をどのように成り立たせられるかという部分です。この活動を通じて、さらに私はあることについて気が付きました。それは都市と自然の対立です。昆虫が苦手な人がいるから企業と消費者は対立しています。そもそもなぜ昆虫を苦手な人が増えているのかについて調べてみたところ、都市化に伴って自然と触れ合うことが減ることで昆虫嫌いが増えるということがわかりました。

《今後の展望》

今後の展望として3つチャレンジしたいことがあります。
一つ目は、自分の体を生態系と捉えて、腸に良い食生活、生活習慣を行い、健康的な体をつくりたいと考えています。

二つ目は、東京大学、道徳感情数理工学の光吉俊二先生が発明された「四則和算」という世界を仲良しにするための数理について学びたいと考えています。

三つ目は、現在、大学の国際教育寮に入寮しており、いろんな国の方の食文化、価値観、宗教について学び、世界中に仲間をつくりたいと考えています。そして、グラデーションのある仲良しな世界をゴールとして、大学卒業後もそのゴールを達成することに向かってチームをつくりたいと考えています。

《真のインクルーシブな社会に向けて身につけ実践すべきこと》

SFC-IFCが目指す真のインクルーシブな社会」は、私の目指す世界と共通する部分があると考えました。私に今足りていないのは、複数の人数で活動していくための力です。SFC-IFCで関わるか方々との対話を通して、異なる人たち同士が同じ目標に向けてどのように対話をしてプロジェクトを作り、運営をして進めていくのかを学ばせていただきたいと考えております。

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No.0026 若林 快卓

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