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東京都教育委員会主催「特別支援学校卒業後のリアル@光明学園」のボランティアへ

浅岡緒珠

2025年2月12日

特別支援学校に通う当事者と親御さんのリアルに触れる


東京都教育委員会主催[特別支援学校卒業後のリアル@東京都立光明学園]

「人生を豊かにするため」の学びを支援する生涯学習の一環としての開催。


SFC-IFC は今回も塩田琴美さんが代表を務める一般社団法人こみゅステージさまからお声がけいただき、今回5人のメンバーがイベント当日の運営(撮影や準備)を協力したり、障害のあるお子さんの親御さんたちのセミナーを聞かせていただいたり、一緒にレゴブロックを用いたワークショップを楽しんだりしました。


今回記事を書かせていただいたのは、最近SFC-IFCに加入したばかりの浅岡緒珠です。よろしくお願いします!



イベントのチラシ

第1部では特別支援学校の卒業生の保護者様より、在学中から卒業後の今までのお話を講演していただきました。これまで耳にする機会のなかったリアルなお話を聞くことができました。


講演の中では、ピエゾスイッチやビッグマックという初めて耳にする言葉がありました。微小な動きを読み取って信号化したり、録音再生機能がある装置で、お子さんが経験した出来事を共有するために使っているそうです。

他にもiPadで写真を共有するなど、コミュニケーションへの工夫を知ることが出来ました。


ビックマックを使いこなせる職員さんとは音声ソフトを用いることで、お手紙交換ならぬ音声交換をしているという体験談も聞けました。

話す、書く、聞く、の他にコミュニケーションの形があることやその多様さに驚きました。


また、お子さんが自分で冷蔵庫を買えるくらいのお金をため、ボッチャボールを買ったというほっこりエピソードも。

お母さんご自身は「冷蔵庫が我が家へ来るとよかったけれど!笑」と会場全体もあたたかい雰囲気に包まれました。



真剣に話を聞くSFC-IFCのメンバーたち

第2部ではレゴブロックを用いたワークショップが開催されました。


4人1グループになってまずは自己紹介。

はじめましての方とのお話は少し緊張しました…


自己紹介するひらりょう

そしてついにワークショップの本題へ!

何年ぶりにレゴにさわったのか…久しぶりすぎて最初はブロックを使いこなせず…。

積み上げたブロックがとれてしまったりと私はてんやわんやでした(不器用…)


風車のようにくるくるまわるパーツや旗、お花などもあり、私のグループでは「レゴってすごいね…」との声も笑


「(作った作品に対し)自分を元気づけてくれるポイントは?」、「「信頼」を表現すると?」、「身近な人を思い出して、その人が輝ける場所をつくろう!」といったお題があがり、それに沿って作品を作りました。


縦に積み上げたような作品や、可動式の作品、安定感がある作品やない作品など、出来上がったものはさまざまでした。


これは誰の作品でしょう?

正解はSFC-IFC代表寺澤の作品でした!


作品を作ったら、ポイントやどんなことを表しているのかをグループの中で発表します。

そこで驚いたのは発表するときは話を聞いてくれる相手の目は見ない、ということ。なるべく自分の作品だけを見て話します。


というのも人間は、相手を見て話すと反応などに合わせて話をどんどん変えてしまうそうです。ここでは自分の無意識下にある本音が重要になるので、自分の考えや思考に向き合うため、あえて相手の目は見ません。

通常の会議や話し合いとはここが違うんです、とファシリテーターの近藤さんが仰っていました。


また、発表が終わった後には作品について質問をしていきます。Yes/Noで答えられるものではなく、発表者の意見が聞けるような質問をするように心がけます。


人によってさまざま

共通のお題でも1人ひとりが構築した作品はしかり、ストーリーも十人十色でとても興味深かったです。自分の考えを言葉にすることで、「私は本当はこう思っていたんだ」と気がつくこともありました。


今回のイベントは私がSFC−IFCで参加する初のイベントでした。それゆえ緊張は人一倍でしたが、貴重な経験となりました!たくさんの方との交流ができて、とても楽しかったです。

ありがとうございました!


今回参加したIFCメンバー5人の集合写真

東京都立光明学園の正門

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