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〜踊りっぱなしの90分〜障害の有無に関わらず楽しめるユニバーサルディスコに参加しました

池内風香

2024年11月15日

障害福祉とディスコ、異色の組み合わせかと思いきや...!?

今回SFC-IFCメンバーが参加したイベントは、「ユニバーサルディスコ @ SEL OCTAGON TOKYO」。


ユニバーサルディスコとは、老若男女、年齢性別、問わず障害やハンデを負った人たちが、差別無く楽しめる、平和的なディスコ・エンターテインメントの世界。


世田谷で知的障害や精神障害のある方々の就労・生活全般のサポートを行っている社会福祉法人藍さんが、「障害のある方も無い方も、誰もが平等に輝く今この時を共に、キラキラした空間でディスコ音楽と踊りを一緒に楽しめたら」との願いから、企画されました。


実はこのイベントを主催された社会福祉法人「藍」さんは、SFC-IFCが今年8月に開催した「障害の未来を考える文化祭」で大変お世話になった団体。


今回そのご縁で、SFC-IFCメンバーもディスコに参加させていただきました。

本記事では参加したメンバーの感想を聞きながら、ディスコの様子をご紹介します。


障害がある人も楽しめるディスコって、どんな感じなんだろう・・・?

ドキドキしながら会場に向かったメンバーたち。


”今回は障害のある人も楽しめるディスコということで、その企画内容の珍しさに惹かれ参加させていただきました!というのも、私自身ディスコに行ったことがなく周りでも聞いたことがなかったので、今回はじめての体験でした。会場につながっているビルのエレベーターを下って、入り口を開くと周りは真っ暗。お化け屋敷のようでドキドキしました。会場はスモークがたかれていて、人の顔もよく見えないくらい視界がぼんやりしていました。私たちは会場のソファに腰掛けてイベントの一部始終を楽しみました。”

~みうちゃん~



イベントがはじまると、登場したのはDJ OSSHYさん。

最新のヒットナンバーから、老若男女に愛される名曲まで、盛り上がること間違いなしの選曲に会場があたたまります。


“ディスコって自然に踊れるものなのかな?と不安に思っていましたが、「曲名は分からなくてもなんか知ってる!」「これは自然とコール&レスポンスができちゃう!」、そんな選曲で、気づいたら体が動いていました。フィンガー5の『学園天国』にMrs. Green Appleの『ダンスホール』、マイケル・ジャクソンの『Beat It』...いろいろなジャンルの曲が流れてきて、最後まで全然飽きませんでした!レーザーが飛び交っていて、演出も迫力満点でした。"

~ふーちゃん~



中盤からは、J-Popのプロ、DJ Blueさんも登場。みんなが知っているあんな曲やこんな曲で、さらに会場を盛り上げてくださいました。


さて、IFCメンバーが印象に残ったシーンは...?



"特にライブ中に盛り上がったのは、三代目 J Soul Brothers『R.Y.U.S.E.I.』の音楽と一緒にビームのような一直線の光が会場中に光ったとき。立体感がすごかったです!また、DJの方の声掛けも「うまくできなくてもいいんです、自由に踊ってね〜」と優しく、フロアでは子どもも大人もみんなが思い思いにダンスをしていました。"

~みうちゃん~


"後半には11月生まれの方を祝うバースデーコールも。実は11月生まれのメンバー、私ふーちゃんも名前を呼ばれ、嬉しかったあ〜。“呼ばれた瞬間、周囲の方みんなに祝っていただいて、「こんなに盛大に祝ってもらえることがあるのか!」と、会場の暖かいムードと規模にとても嬉しくなりました。コールされた方には羽付きのすごく可愛い扇子が配られ、後半はそれも使って踊ってました。"

~ふーちゃん~




後半も前半の勢いは全く衰えず、歌って踊っている間に時間は過ぎ、いつの間にか終了時間に。終了を惜しみつつも、参加者全員が最後まで思い思いに楽しみつくしました。



障害がある人も気軽に楽しめるユニバーサルディスコ、全体を通した感想は?

"私は普段車椅子を使っているのですが、車椅子で移動していると、人が密集している場所や足元が見えにくい暗所は事故の危険性が高くなるので、普段は避けがちです。ディスコはまさにそういった場所なので、私にとってはなかなかハードルが高い場所でした。ですが、今回はコンセプトで障害者を歓迎しているのもあり、参加者にも車いすユーザーの方が多く、とても参加しやすかったです。"

~みうちゃん~


"初めてディスコに伺って、新鮮な体験ができました。私はダンスが趣味ですが、今回のユニバーサルディスコのような多種多様な人が一つの場所で踊れる空間があるというだけで、心理的安全性のある居場所機能があるのかなと感じました。また暗闇と大音量の音楽の空間は、聞こえにくい私にとって声を聞き取るのが難しく、苦手な環境でした。その中でメンバーとUDトークなど文字起こしを駆使して話したことも普段と違う感覚があり、楽しかったです。音だけでなく舞台上の光の演出やDJなど多くの仕掛けがある企画内容で、体だけでなく心まで好奇心をくすぐられる演出が印象に残りました!"

~ あいみー ~


最初から最後まで、参加者全員が自由な楽しみ方で満喫していた今回のイベント。

障害の有無も、サポートする・される状況も関係なく、自分自身を開放して踊り、歌い、交流できる。


音楽の力強さと人の温かさを感じられる体験でした。


主催・協力してくださった皆様、ありがとうございました!



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