車いす体験スタンプラリー車いす夢のデリバリーに参加
吉澤葵
2024年4月9日
スーパー四輪車、車いすからみた景色は。
4月某日、桜が心地よく舞う日に、SFC-IFCのおいちゃん(吉澤葵)とこーすけ(村田亘翼)は静岡県浜松市を訪れました。
私たちがウキウキしながら向かった先は『車いす体験スタンプラリー「車いす夢のデリバリー」困っている人を助けよう!』というイベント。SFC-IFCメンバーのおてんばヒロインこと夢ちゃん(佐野夢果)が一から企画し主催しているものです。
子連れの家族や、学生、メディアの方々、、そして忍者など、およそ40人が集まったその空間は、木目調であたたかく、洗練されていて、気持ちの良い外のスペースでした。
夢ちゃんと、夢ちゃんと一緒に仕事をされている池島さんのご案内の元、少し厚めな階段にばらっと腰掛けると、演劇が。イベントの世界観にぐいーっっっと惹き込まれていきます。
※静岡文化芸術大学の学生が集まる《お芝居×交流》企画集団「出張お芝居!ぷちまり」のみなさんが、演劇をする様子。生き生きとした演技で、終始笑い声が上がっていました。
このイベントの面白さは、なんといっても作り込まれた世界観。よくある車いす体験ではない部分がたくさん詰め込まれています。ぜひ、原作ストーリーを読んでみてください。
【ストーリー概要】
こんにちは。赤ずきんです。
みなさんには私が経営するZKNEats(ズキン・イーツ)の配達員として今日から働いてもらいます。
乗り物は今童話の世界で大人気!スーパー四輪車、車いすです。
ではではみなさんZKNEatsの一員として頑張ってください。
業績によってはご褒美があるかも?!
それでは安全第一で、行ってらっしゃい!
赤ずきん社長(夢ちゃん)の指示の中のなかには、《 困っていそうな人を見かけたら「困っていますか?/ 何かお手伝いできることはありますか?」とお声がけし人助けをする 》というものも。
「行ってきま〜〜〜す!!!」
賑やかな声とともにいざ町へ出ると、何を買えばデリバリーのお客さまが喜ぶか考えたり、人をどうすれば助けられるか悩んだり、人に喜んでもらって嬉しくなったり、たわいのない話をしたり、小さな段差の大きさや車いすでも人助けをできることに、ふと気がついたり。
(上写真)プロポーズをしたけど指輪が大きすぎて困っているカップル ※静岡文化芸術大学の学生が集まる《お芝居×交流》企画集団「出張お芝居!ぷちまり」のみなさんが、町のなかで困っていました(困っている演技をしていました)
車いすに乗って町に出て、人助けをして、買い物をして、ものを届ける。
その一連の流れの中に、たくさんの仕掛けがありました。
楽しく、人の役に立つ、捉え直す、
“スーパー四輪車”車いすから見えた景色は
私にとって、とても心から楽しめるものでした。
(上写真)車椅子に乗って移動する移動するIFCのこーすけ
このイベントなら、きっと多くの人が、「障害について知るぞ〜」と意気込まずにフラットに楽しく気づきを得られると思います。
そうした、ふとした気づきの一つひとつが、この社会をもっと変えていけると信じて
今後も応援していきます。
イベント概要はこちら
https://kurumaisuyume.peatix.com/?lang=ja