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No.0016 D さん
チアリングメンバー
誰もが「生きていてよかった」と思える社会に
障害者と健常者で線引きするということ
"私が障害に関心を持ち始めたのは中学生の時です。
様々な理由で生きる希望を見いだせなくなった友人たちに出会い、いのちや障害について考えるようになりました。
高校生の時には、障害に関する本を読み、施設に訪問してお話を伺うといった活動をしていました。そこから、障害者と健常者には多くの隔たりがあることを知り、お互いの接し方の重要性を学びました。しかし、その機会があまりにも少ないことに疑問を感じていました。
思い返せば、小・中・高の12年間、障害者との交流はほとんどありませんでした。
もちろん同世代との交流もありません。
制度の面で、障害者と健常者との線引きをすることはメリットもあります。
しかし、心までを二分してはいけない。
「両者の心の壁をどのように無くしていけるか」という問いは、障害を考えるうえで私の原点になっています。"
障害に対する捉え方、心の観察から
障害者と健常者で線引きするということ
聞こえの良い言葉に満足せず、問い続ける
障害に関する情報を収集していると、簡潔に言い切る記事をよく目にします。
例えば「障害は個性」という言葉です。
世間でもあたりまえに使われていますが、この言葉だけで障害を捉えることには危機感を覚えます。障害を「個性」で括ることで分かった気になり、結論が出たように錯覚してしまう可能性があるからです。
たくさんの情報が飛び交い、結論に簡潔さや速さを求められる現代ですが、本当に大切なことを見逃しているかもしれない。
聞こえの良い言葉ほど鵜吞みにせず、立ち止まって考えることが大事だと思います。
これからも立ち止まる勇気を持って障害について学び、誰もが生きていてよかったと思えるような社会を目指します。
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