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No.0005 飛川 優

チアリングメンバー

障害を問い直し、
共にワクワクする未来へ。

《これまでの活動と障害の未来を考えるゼミ》

"私は、2022年の春から、ビーラインドプロジェクトという団体で、「視覚の状態に関わらず共にワクワクできるものや場所」を増やす活動をしています。
 
きっかけは、友人から「見ても見なくても見えなくても楽しめるボードゲーム」を作ろうと誘われたこと。今まで大事だと思ってはいたけれどなかなか関わりしろを見つけられなかった福祉の領域に「楽しさ」を通じて入りこむことにワクワクを覚え、活動を始めました。
 
それからおよそ1年間、視覚に障害のあるたくさんの方々と「楽しさ」を介して関わる中で、「障害」に対するイメージが壊されていく経験をしました。
 
現在は、障害のある人もない人も、ワクワクしながら時間を共にできる、楽しさの垣根のない社会を作るべく、ボードゲームの制作やイベント開催などを行なっています。
 
そんな中で出会ったのが、SFC-IFCでも継続することが決まっている「障害の未来を考えるゼミ」(寺澤裕太さんが大学の授業活動の一環で開催した)でした。高い次元で、障害について問い直し、新たな社会像を創造していける貴重な場所。たくさんの人と一緒に、ワクワクしながら障害の未来、福祉の未来を考えていきたいです。"

《障害というラベルを外して》

私はずっと、無意識のうちに障害のある人たちのことを、「障害者」というラベルで一括りにして捉えてしまっていたのではないかと思います。しかし、活動を通して「障害者」と括っていた人々の中に、いかに多様性があるかを知らしめられました。

障害というのは、その人を構成するたった一つの要素でしかない。
障害というラベルを一度外せば、「障害のある人とない人」というポジションの関係性ではなく、「私とあなた」という人対人の関係性を築いていけると気付かされました。そして、その関係性の土台になるのが、「楽しさ」であり「共に何かをする経験」ではないかと考えています。

SFC-IFCでも、「障害」というラベルを外して多様な人々が関わり、友達になれるような社会を模索していきたいです。

《障害を問い直し、社会を問い直す。》

"障害とは何か、なぜ私たちは障害について考えなくてはいけないのか。

私は、社会に暮らすすべての人が「障害」に関わっているからだと考えています。

私が、視覚に障害のある方にボードゲームを遊んでいただいた時、「このボードゲームを遊んでいる時は、視覚障害を感じなかった」とコメントをもらい、ハッとしたことがあります。たとえ目が見えなかったとしても、そのことによって「ボードゲームが遊べない」という不利益が生じなければ、その場面において障害は存在しないのかもしれない。

とすれば、障害は、「障害者」が持っているのではなく、社会によって生み出されているのではないか。単なる「違い」を社会の側が「障害」に変えているのではないか。

それはつまり、プロダクトやサービスを提供する一人一人が、日々障害を生み出している可能性があるということで、そういった意味で、「障害」はすべての人が向き合うべきものなんじゃないかと考えています。

SFC-IFCで、たくさんの人を巻き込んで、みんなで障害について、社会について問い直すことができたら嬉しいです。"

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No.0005 飛川 優

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