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Members' Story

SFC-IFCの愉快で大切な仲間たち

The story of our members

誰もが安心して夢を追える社会へ。想像できる夢物語なら、
きっと創造できる。

金澤 悠人 | SFC-IFC 

​慶應義塾大学 在学中

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障害になる前と後

こんにちは。2023年春から総合政策学部4年の金澤悠人です。好きなことは美味しいものを食べたりラジオや音楽を聴くことです。

 

私は高校一年生の時に病気を発症し視覚障害者になりました。いきなりですが、みなさん障害ってなんだと思いますか?

 

私自身が視覚障害者になるまでは考えたこともありませんでした。自分がいざその立場になるまでは、視覚障害者=病気などで視力が低い人という認識しかありませんでした。これは間違いではないと思います。

障害の社会モデル

しかし、本質はそれだけではないのではないかと思うようになりました。

国連障害者権利条約では障害を以下のように定義しています。

ーー機能障害を有する者とこれらの者に対する態度及び環境による障壁との間の相互作用であって、これらの者が他の者との平等を基礎として社会に完全かつ効果的に参加することを妨げるものによって生ずるもの

これは、障害は個人の心身機能の障害(私で言うところの病気で視力が低い状態)だけではなく社会的障壁の相互作用で創り出されるものとし、この社会的障壁を取り除くのは社会の責務とする「障害の社会モデル」が取り入れられています。例えば、私は授業でスクリーンに投影される資料や配布される資料の内容をそのまま認識することは難しいですが、電子化した資料送ってもらことで手元のタブレットで拡大して読めるようになり授業に参加できるようになります。

障害に対する考え方や理解を促進する活動をしたい

障害を個人の問題としか捉えないと解決方法もまた個人による方法しかないために様々なことを諦めざるを得なくなってしまいます。

 

しかし、障害は社会がつくり出していると考えると解決方法は意外と多くあるのです。障害の考え方などは学ぶ機会は少なく、この「障害の社会モデル」は一般に浸透しているとはあまり言えないと思います。実際に視覚障害者として生活していてユーザーとして想定されていないと感じることはよくあります。そこで誰もがより暮らしやい社会の実現に向けて「障害の社会モデル」をはじめとした障害についての考え方や理解を促進するような活動をこれからしたいと考えています。

​積極的な挑戦心と寄り添う心

今は活動に向けて、まずは自分がしっかりと理解する段階ですがsfc-ifcのメンバーとして個人の活動を本格化させるだけでなく、他のメンバーが企画するものにも積極的に参加するなど様々なことにも挑戦したいです。また、知識や理論ばかりではなく、心で寄り添える人になりたいと思っています。そしてこの団体もそんな団体になることを願っています。

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